設定ファイルエラーコード
設定ファイルに記述エラーを検出した場合、コマンドは終了ステータス(EXIT_ERROR_LOAD_CONF)を実行結果として返します。 その際、ユーザインタフェース(シェルの場合は標準エラー出力)には、検出したエラーに関するメッセージと原因の種別を表すエラーコード(下記表に記載)を表示します。 エラーコードは、0から255の範囲(8bit)で表されます。
このエラーは、下記の書式で表示されます。
書式 <config_path>: [<error_code>] <message>
config_pathは、エラーが発生した設定ファイルのパスを表します。
error_codeは、発生したエラーの種別を表すエラーコードがを表します。
messageは、発生したエラーメッセージを表します。
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例:
/etc/hcp/hcp.conf: [052] Configuration file parse error in line 3 : PPubkeyAuthentication yes
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エラーコード | 名前 | 説明 |
---|---|---|
0 | CONF_ERROR_OK | 成功(通常表示されない) |
50 | CONF_ERROR_NULL_NAME | 設定項目名の取得に失敗 |
51 | CONF_ERROR_EMPTY_NAME | 設定項目名が空文字 |
52 | CONF_ERROR_UKNOWN_NAME | 設定項目名が不明 |
53 | CONF_ERROR_INVALID_NAME | 設定項目名が不正 |
54 | CONF_ERROR_INVALID_VALUE | 設定項目の値が不正 |
60 | CONF_ERROR_QUOTE_NOT_CLOSED | 設定値のクオートが閉じられていない |
61 | CONF_ERROR_QUOTE_IN_QUOTE | 設置値のクオート中にクオートが発見された |
70 | CONF_ERROR_NO_VALUES | 設定値がなかった |
71 | CONF_ERROR_TOO_MANY_VALUES | 設定項目の値の数が多すぎる |
79 | CONF_ERROR_OVER_LIMIT_NUM_OF_VALUES | 設定可能な値の数の上限を超えた |
80 | CONF_ERROR_UNEXPECTED_NESTED_STRUCT | ネストされた構造化設定項目が検出された |
81 | CONF_ERROR_UNEXPECTED_ENDING_STRUCT | 予期しない構造化設定項目の終了が検出された |
82 | CONF_ERROR_UNEXPECTED_VALUE_OF_STRUCT | 予期しない構造化設定項目内の設定項目が検出された |
84 | CONF_ERROR_ENDING_STRUCT_NOT_FOUND | 構造化設定項目の終了が見つからなかった |
85 | CONF_ERROR_OVER_LIMIT_NUM_OF_STRUCTS | 構造化設定項目の設定可能な上限の数を超えた |
99 | CONF_ERROR_LINE_LEN_EXCEEDED | 設定行の上限文字数を超えた |
200 | CONF_ERROR_CONF_NOT_FOUND | 設定ファイルが見つからなかった |
201 | CONF_ERROR_FILE_OPEN_FAILED | 設定ファイルを開くのに失敗した |
255 | CONF_ERROR_FAILURE | 失敗 |