特長

徹底した高速ファイル転送

Archaea toolsは、どのような環境においても徹底した高速ファイル転送を実現します。

高速ファイル転送を支えるのは、独自開発の高速転送通信エンジン「HpFP2(High-performance and Flexible Protocol ver.2(※))」です。

HpFP2は、TCP通信をUDPに変換し回線利用効率を最大限に向上させる技術です。

パケット到達が未保証であるといったUDP通信特有の課題を独自のアルゴリズムで解決し、効率的な再送制御、輻輳制御、送出制御、フロー制御を付与することで、不安定な回線環境や高遅延環境における通信速度の大幅な劣化に対して、極めて高い伝送効率を実現します。

また、HPC（High Performance Computing）環境等で用意されている1Gbps以上の広帯域ネットワークに対しても回線帯域を最大限に活用し非常に高速なファイル転送を可能とします。

※HpFPは、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)と当社（株式会社クレアリンクテクノロジー）が共同で研究開発した通信プロトコルです。HpFPで使用している通信高速化のための技法は、NICTおよび当社が特許を保有しています。（特許第6613742号取得）

Archaea toolsは、大小さまざまなファイルの一括転送効率化を実現します。

ファイル転送によく使用されるFTP(File Transfer Protocol)などにおいて、ファイルサイズが小さくかつ多数のファイルを一括転送するケースは、最も苦手とするケースでした。

Archaea toolsでは、ファイル単位の処理を担うメモリバッファを一定量確保し、まとめて処理を行います。このような処理の効率化を図ることにより、トータルの処理時間を短縮します。ファイル数が増加すればするほど、高い改善効果を発揮します。