RPM インストール先を変更する
インストール時は、rpmコマンドの次のオプションを使用して、インストールを行います。
--relocate
--badreloc
また、サーバインストール時には、環境変数「ARCHAEA_TOOLS_INSTDIR」を使用して、インストール先に指定したディレクトリに、サーバ鍵・サーバ証明書を生成できます。
ARCHAEA_TOOLS_INSTDIR
サーバへのインストール先を/usr/local/archaea_toolsに変更する場合は次の様に実行します。
例:
[user@localhost ~]$ sudo ARCHAEA_TOOLS_INSTDIR=/usr/local/archaea_tools rpm -ivh --relocate /=/usr/local/archaea_tools --badreloc bytix-archaea-tools-server-1.5.0-35.el9.x86_64.rpm
次のシステム設定ファイルは、/usrまたは/etc配下になりますので、インストール後に個別に調整して使用してください。
/usr/lib/systemd/system/hcpd.service
/etc/pam.d/hcpd
/etc/sysconfig/hcpd
アンインストール時は、通常どおりパッケージ名を指定して削除を行います。
※--relocate、--badrelocは指定しません。
例:
[user@localhost ~]$ sudo ARCHAEA_TOOLS_INSTDIR=/usr/local/archaea_tools rpm -e bytix-archaea-tools-server
インストール先を変更した場合、以下のオプションで情報を表示することができます。
[user@localhost sbin]$ ./hcpd -V
hcp server (hcpd) 1.5.0_35 / Linux (HpFP2 2.0.0.91_21 WSAPI 0.0.1.30 WS 4.2.0-1)
Installed prefix: /usr/local/archaea_tools (/usr/local/archaea_tools/usr/sbin/hcpd)