SUSE Linux Enterprise (SLE)
RPMパッケージのインストール#
RPMパッケージマネージャーが導入されているLinuxオペレーティングシステムでは、クライアントとサーバ共にインストールするためにRPMパッケージを使用します。
パッケージに含まれる次の様なRPMパッケージを準備します。
hcpd-1.2.11-7.x86_64.rpm次のコマンドを実行します。
rpm -ivh hcpd-1.2.11-7.x86_64.rpmHCP toolsのライセンスキーを所有している場合は、次の場所に保管してインストールしたサーバソフトウェアに適用します。
/etc/hcp/license.keyまた、他のサービスと同様にsystemdコマンドを使用してサーバの起動や停止を行うことができます。
systemctl start hcpdsystemctl stop hcpdサーバの設定を変更したり、サーバコマンドの起動パラメータにオプションを渡したい場合は、次の設定ファイルを変更します。
/etc/systemd/system/hcpd.service/etc/sysconfig/hcpdインストール後、サーバは次の状態で動作します。
- 特権分離有効
- PAM認証及び公開鍵認証有効
- デフォルトでインストールされたサーバ鍵による暗号通信が有効
動作確認#
インストールが完了したら、サーバを起動します。
systemctl start hcpdsystemctl status hcpd初期設定(セキュリティ設定など)#
特に設定なく使用可能です。セキュリティ設定などを変更したい場合は、別途設定リファレンスをご確認ください。
アップグレード#
LinuxでHCP toolsのアップグレードをするときは、RPMコマンドの-Uオプションを使用して現在インストールされているものよりも新しいRPMパッケージをインストールするだけです。
rpm -Uvh hcpd-1.2.11-7.x86_64.rpm変更していた設定ファイルは、アップグレード時に保持されます。また、新しいRPMパッケージのビルド番号がインストールされているものの数より遅い場合でも、アップグレードを行うことができます。
例:1.2.9-9から1.2.11-7へのアップグレード
rpm -ivh hcpd-1.2.9-9.x86_64.rpmrpm -Uvh hcpd-1.2.11-7.x86_64.rpm (this works)アンインストール#
LinuxでHCP toolsをアンインストールするときは、RPMコマンドの-eオプションを使用します。
rpm -e hcpd