Archaea tools/dialog 製品名の由来と込めた想い

Archaea (読みは「アーキア」)、生物圏の広い範囲に分布し、間欠泉やブラックスモーカー、塩湖、強酸、強アルカリ環境などの極限環境に生息することが可能な「古細菌」の英名から名付けました。

通信環境が極めて過酷な環境でも、最大の性能を発揮することができるハイパフォーマンスな通信エンジンを搭載し、高パケット損失環境、極長距離などの高遅延環境など、世界中の過酷な通信環境での使用にも耐えられる、独自の通信プロトコルHpFP(特許取得、NICTとの共同開発)を採用。

また、実環境での100Gbpsを超える高スループットでの高い通信性能や、高効率なファイルアクセスストリームによって、長距離国際インターネット回線から衛星経由での通信、学術研究の広域アクセス網などハイエンドのHPC市場向けの過酷な環境での耐性を発揮することを目的に、Archaeaは長期にわたって静かな進化と発展を持続させます。

Archaea tools (旧名: HCP tools)は、CLI (コマンドラインインターフェース)を中心とした、システム間の自動処理や、ルーチンに特化したツール群を提供します。このコマンド群には、hcpの接頭辞がArchaeaでもそのまま踏襲されています。

Archaea dialog は、2022年より正式リリースとなりましたが、ユーザー様の多くのリクエストに応える形で、扱いやすいクライアント向けGUI操作ツールを提供します。FTPやSCPクライアントと同じ使い勝手で、Archaeaの高速・高性能通信を、マルチプラットホームで使用できます。

Archaeaのもう一つの含めた意味として、Architecture(アーキテクチャ・構造の意)の響きを吹き込みました。高性能な通信処理やプロトコル実装を、現在の計算機上の仕組みの上で、最適化や工夫を追求した性能美を魅せてくれる、そんな製品を目指しています。

Archaeaは、決して目立つ存在ではありません。計算機科学の分野の高性能・高速性能の進化の支えとなるべく、それらの進化・発展の一助となることを目指したマルチアーキテクチャ対応の通信ソフトウェアとして、科学技術、研究開発、医療分野、設計製造、コンテンツクリエーションなど高い性能、高機密データのネットワーク伝送に優れた機能を発揮できるよう我々開発メンバー一同、邁進して参ります。

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