この記事では、Singularityにセットアップする例を示します。
前提条件として以下の環境が必要です。
- – Singularityがインストールされている環境
以下はホスト環境、コンテナ環境ともにAlmaLinux 8.6でのコマンド例です。
Singularity定義ファイル(.defファイル)の準備
.defファイル記述例
Bootstrap: docker
From: almalinux:8
%setup
mkdir $SINGULARITY_ROOTFS/setup_files
cp /root/bytix-archaea-tools-server-1.4.1-2.el8.x86_64.rpm $SINGULARITY_ROOTFS/setup_files
cp /root/hcpd.conf $SINGULARITY_ROOTFS/setup_files
%post
dnf -y update
dnf -y install libicu openssl
rpm -ivh /setup_files/bytix-archaea-tools-server-1.4.1-2.el8.x86_64.rpm
chmod 666 /etc/hcp/key/server.key
cp /setup_files/hcpd.conf /etc/hcp/
%setupの項目のArchaea toolsのパッケージや設定ファイルのパスなどは、ご使用の環境に応じて適時書き換えてください。
ビルド・Archaea tools サーバの起動
singularity build hcp.sif hcp.def
singularity exec --bind /test hcp.sif hcpd -f -p ./hcpd.pid
設定
archaeaの通信TCP初期ポートは874の為、root以外の権限で実行する場合、ユーザーポート(1024–49151)への変更が必要です。サーバ設定ファイル(hcpd.conf)のTCPListenAddressでポート番号を指定してください。
設定方法は、以下をご参照ください。
⇒サーバセットアップ 一般ユーザ権限でhcpdを使用する
⇒設定リファレンス サーバ設定項目 TCPListenAddress
また、ログの出力先の変更が必要です。ホストサーバーのディレクトリを指定してください。
指定方法は、以下をご参照ください。
⇒コマンドリファレンス サーバコマンド(hcpdデーモン用) l,log-file
その他
DockerコンテナにArchaea toolsサーバをインストールすることもできます。インストール方法は以下をご参照ください。