デジ急便

デジ急便 ver 2.6.5 (RHEL,AlmaLinux 8/9) への移行手順

新しいデジ急便サーバーを準備して、DBを移行する手順です。

※本手順はデジ急便 ver. 2.6.3R2での移行作業を想定して記載しています。
ver. 2.6.3までアップデートして利用されることを推奨します。

①事前準備

以下のファイルを移行元サーバーから取得してください。
/usr/local/tomcat/webapps/digivery/WEB-INF/digivery.xml
/usr/local/tomcat/conf/server.xml
/usr/local/tomcat/conf/digivery.store


-----【ここからは新サーバでの作業になります】-----

②新環境の設定

システムセットアップマニュアルの3.1~3.6を実施します。

・3.5.2 server.xmlの設定
移行元サーバーから取得したserver.xmlを/usr/local/tomcat/conf/にコピーします。
設定内容に変更があれば変更します。
以下を追加します。追加する位置についてはセットアップマニュアルを参照してください。

<Context docBase=”/usr/local/tomcat/webapps_digivery” path=”” />

・3.6.1 digivery.xml の編集
移行元サーバーから取得したdigivery.xmlを/usr/local/tomcat/webapps_digivery/WEB-INF
にコピーします。
変更がなければそのまま利用できます。設定内容に変更があれば変更します。


-----【ここからは移行元サーバでの作業になります】-----

③デジ急便の停止
# systemctl stop tomcat.service

④ダンプ出力
# su - postgres
$ pg_dump -Fc bcdb > postgres_Fc_xxxx_updated.dmp
$ exit
※xxxxは日付などをいれてください。

⑤④で出力したダンプファイルとデータ・ログを取得
ダンプファイル
/var/lib/pgsql/postgres_Fc_xxxx_updated.dmp
データ・ログ
/var/digivery/data配下全て
/var/digivery/log配下全て


-----【ここからは新サーバでの作業になります】-----

⑥デジ急便の停止
# systemctl stop tomcat.service

⑦データベースを構築
# su - postgres
$ createuser -R -D -S www
$ createuser -R -D -S bcuser
$ createuser -R -D -S digiuser
$ createdb --encoding=UNICODE bcdb

⑧DBリストア
移行元サーバーで取得したダンプファイル(Fc_xxxx_updated.dmp)を/var/lib/pgsql/14/data にコピー
$ cd /var/lib/pgsql/14/data
$ pg_restore -d bcdb postgres_Fc_xxxx_updated.dmp
$ exit
※以下のようなメッセージが表示されますが問題ありません。
pg_restore: while PROCESSING TOC:
pg_restore: from TOC entry 6; 2615 2200 SCHEMA public postgres
pg_restore: error: could not execute query: ERROR: schema "public" already exists
Command was: CREATE SCHEMA public;
pg_restore: warning: errors ignored on restore: 1

⑨移行元サーバーで取得したファイルをコピー
/var/digivery/data
/var/digivery/log
/usr/local/tomcat/conf/digivery.store

⑩DB再起動、デジ急便起動
# systemctl restart postgresql-14
# systemctl start tomcat.service

⑪稼働確認、ライセンスキーの登録
システムセットアップマニュアルの3.11~3.12を実施します。

⑫移行確認
デジ急便にログインし、登録ユーザーや配送記録などデータが移行されているかを確認してください。

TOP