Q.Lustreファイルシステムを導入してる環境で、hcpdサーバは使用できますか?
A.Lustre環境でもhcpdサーバを使用することは可能です。
Lustreを利用したhcpdにおける設定注意点を以下に示します。
・Lustre領域をドキュメントポイントに設定する。
アクセスを許可するLustreファイルシステム領域をドキュメントポイントを
hcpd.conf の “DocPoint” に設定します。
hcpd.conf で、/lustre01 配下のアクセスを許可する設定の一例です。
$ cat /etc/hcp/hcpd.conf
…
DocPoint /lustre01
DocPath /lustre01
PermitAccessRead yes
PermitAccessWrite yes
PermitAccessOverwrite yes
PermitAccessDelete yes
PermitAccessRandomRead no # [RESERVED]
PermitAccessRandomWrite no # [RESERVED]
DocPointEnd
…
・アカウントマッピングを一致させる。
Lustreサーバに存在しないUIDで、かつLustreクライアント(hcpd)に存在するUIDのユーザを使用してhcpクライアント側から書き込もうとすると書き込みエラーとなりますので、アカウントマッピングについてはご注意ください。
例えば、user02(uid:1002)はhcpdサーバにはアカウントとして存在するが、Lustreサーバ側には存在しない、など。
※UIDに起因して発生します。ユーザ名は同一でも、UIDが異なる場合(例だとLustreサーバ側にuser02は存在するが、UIDが1001である場合など)はエラーが発生します。